「…理子、私もう迎え来てるから先行くね。
バイバーイ。」
迎えなんかまだ来てない。
でも、
麻耶駿太郎が気になっていた。
…あっ、でもそういうことじゃないわよ!
なんていうの…??
その…!!
様子見、よ。様子見…!!!!!!!
どんな外車で迎えが来るのか見てみたいだけ!
まあ、
うちみたいに何百万円の車がくるわけでもないでしょ。
所詮私の家に勝てるところなんてないわ…♪
持ち前の運動神経をフルに活用し、
校門まで全速力で走った。
このお嬢様が迎えなしに全速力で走る姿を見て、
周りの人たちは私を不思議に見ている。
…もう、その視線止めてよ。
私は麻耶駿太郎のあとを確認し、ゆっくりと歩き出した。
