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「紅ー!今日久しぶりに部活ねーんだ!だからいつメンで挑戦、久しぶりにしねーか?!」

「彰太郎!いいよーしよっか!じゃあ、2人も呼んで来てくれる?私今コレ先生に出してくるから!」

「OK!んじゃ、呼んでくるな!」


そういい無邪気に走っていく彰太郎。

彰太郎は無邪気でかわいいなあ・・・
ま、恋愛では対象外だけどね!
そんなことを思いながら私は職員室へ行き、担任の先生に書類を渡す。

「いつもすまんなー砂渡。」

「いいよー!だって生徒会長だモン!」

「ははは、先生頭があがらんくなってもうたなー」

私と先生はそんなことを言いながらしゃべっている。
そう、私は凛道高校の生徒会長をしているのだ。
といっても頭は悪いし、成績はほぼ生徒会長をしているからまだマシなだけである。
運動神経には結構自信があるケドね!

「お、そーいや砂渡、今日お前見回り当番だよな。」
「あ、ハイ。そーだけど」

「じつはなー、最近学校でおかしなことが起こっているらしいんだわ」
「おかしなこと・・・ですか?」

私は疑問に思い聞き返した。

「うん。なんか近頃、学校の第二図書室の奥のほうからなー、声、聞こえるらしいんだよ」
「・・・こ、声?」

「そーなんだよー。気味悪いだろー?だからあそこにはあんまり近づくなよー?」

私はそう言われ、ふと思いついた。

「その図書室、私が今夜調べてきます!!」