年下彼女に負ける俺-1-

「疲れたー!」



家に着けばリビングのソファにダイブ。




「聡ちゃん、お腹減った。

何か作ってよ。」



「はいはい。」





私の頼みを珍しくきいてくれる聡ちゃんは、キッチンへと向かいながら着ているワイシャツの袖を捲り始めた。




その間にも、私はソファでゴロゴロしながら携帯をいじる。






誕生日だというのに、誰からもメールはなかった。


プレゼントだって貰ってない。





浅間が言っていたことは本当なんだろうか。

そもそも、嘘だったりして…。