年下彼女に負ける俺-1-

「そんなことしなくても大丈夫だよ。」


「だとしても俺がよくない。」


「どうして?」


「美桜子の家族と仲が悪くなるのも嫌だし、美桜子が両親と仲が悪くなるのも嫌だから。」



どうして?

どうして聡ちゃんはそんなに優しいんだろう。



私は自分のことばかりで。

聡ちゃんがそんなこと考えてるなんて知らなかった。





「私いい人見つけたよ。」


「えっ?」


「何でもない。」


ふふっと笑いながらベッドから起き上がった。