年下彼女に負ける俺-1-

「意地悪。」


「俺が?」


「全然優しくない。」


「優しくしたつもりだけどな。」



もう忘れちゃったの?と聡ちゃんは聞いてきた。

それによって夜のことを思い出す。



聡ちゃんは優しくしてくれた。


キスもしてくれて。

抱きしめてくれて。

何よりも、好きって言ってくれた。


それだけで十分だった。





「優しかったよ。」


「よかった。」


私を抱く力をさらに強くした聡ちゃん。

そんな聡ちゃんにちょっと不思議に思っていると、彼は言った。