「そうだよ、知らなかったよ。」


プイッと横を向いて目をそらした。




「じゃあ覚えておくように。」


「どうして?」


聡ちゃんの方を向いて聞くと彼は言った。




「俺以外の男に変なことされたら嫌だから。」


「そっか。」


「うん。」



まさかそんなことを言われるとは思ってなかったから。

嬉しすぎて思わず泣きそうになってしまった。





「ってことでさ、脱がしていい?」


「う、うーん…」


「脱がします。」



その瞬間、ちょっと涼しくなったと思ったらシャツは脱がされていた。