年下彼女に負ける俺-1-

聡ちゃんには知られていないとはいえ、恥ずかしい。

チラッと聡ちゃんを見ると、彼はまっすぐ前を見て歩いている。



それを見てよかったと心の中でホッとした。

なのにその瞬間、聡ちゃんが聞いてきた。





「美桜子何考えてた?」


「何も考えてないよ。」


「俺の家行けるから嬉しくなっちゃった?」


「それはあるかも。」


「じゃあエッチなこと考えてた?」


「なっ!」



なんで聡ちゃんは気づいてるの!?

もう最悪だよ。