年下彼女に負ける俺-1-

そしてこのタイミングで、あっ…そうだと聡ちゃんは言った。




「次の休み、どこか出かけるか?」


「えっ…それって…」


デート?

ってことだよね。




いつも聡ちゃんは忙しくて、休みがあっても家でまったりするだけ。




だから久しぶりに出かけようなんて言われてしまえばすぐに嬉しくなった。

その嬉しさは、さっきまであった不安を忘れてしまうほど。




「ねえ、聡ちゃん?」


「ん?」


聡ちゃんのことを呼んでみては、ただ呼んでみただけとか言ってみる。


でも聡ちゃんは、そんな私のことを怒らずに、なんだよと言って笑ってくれた。