年下彼女に負ける俺-1-

なんで…なんで…と呟きながら歩くたびに、全身を隠すお化けのコスプレの布が、足に引っ掛かる。



あの後、メールを見て教室に戻れば、ちーちゃんにお昼のついでに宣伝も頼むよと言われてしまった。



真っ白で顔がかかれている布を頭からかぶれば、ほぼ周りは見えない状態となった。

そして手には看板を持って宣伝。





「はぁ…こんなんじゃ聡ちゃんに会えないよ。」


そんな言葉を呟いたところで、私は誰かとぶつかった。




「す、すみません。」


急いで謝れば、前から声が聞こえた。




「お化けの格好とか可愛いな。そういえば、俺の彼女のクラスはお化け屋敷なんだよ。」



ん?

この声は…。



なんだか嫌な予感がした。