「聡ちゃん…好き。」


恥ずかしくて顔を下に向ければ、やっぱり聡ちゃんは私の頭を撫でてくれた。

そして聡ちゃんの口からは、私の顔が赤くなってしまうような言葉が。





「俺も好き。美桜子のこと…好きだよ。」


このタイミングでニッと笑った聡ちゃんは、格好よくて…だけど可愛くもあって、胸がキュンとした。





「ありがとう。」


そう言っては聡ちゃんに勢いよく抱きついて、二人でそのまま砂の上に倒れ込んだ。





倒れた時に聡ちゃんは私の下にいて、私は聡ちゃんの上にいた。



二人の目が合えば、笑い合ってキスをした。

その間もみんなは花火をしていたけど、私たちにとっては花火なんかよりも最高なものがここにあった_。