「聡ちゃん。」


聡ちゃんのことを呼んでは、隣に座りこんだ。

たとえ砂で服が汚れてしまうとしても。





「聡ちゃん…昼間はごめん。」


今日の私は謝ってばっかりだと呟けば、聡ちゃんの身体によりかかった。





「俺もごめん。別に無理に言わなくてもいいよ。」


「う…ん。」


聡ちゃんの身体によりかかったままでいると、聡ちゃんが抱き寄せてくれた。





そんな聡ちゃんの男らしさにドキッとした私は、いつもと違って素直になっていた。