年下彼女に負ける俺-1-

「大丈夫、ちゃんと気持ちは伝わる。」


喜嶋さんの声が聞こえれば、彼に頭を撫でられた。



少し恥ずかしさもありながら、膝に埋めていた顔を喜嶋さんの方に向ければ、二人で笑い合った。





「喜嶋さんって優しいですよね?」


私の問いかけに、彼はそう?と言ってまた笑ってくれた。









「私、飲み物買ってきます。」


しばらくすれば、暑さで喉が渇いたのか、なにか飲みたくなった。




「うん。いってらっしゃい。」


そう言った彼は、ヒラヒラと手を振っていたので、私も振り返しながら海の家へと向かった。