年下彼女に負ける俺-1-

「美桜子はいかないの?」


「そっちこそ。」


聡ちゃんは私のことを見てるけど、私は聡ちゃんから顔をそらしたまま。




「飲み物買ってこよう。」


そう言って車から離れて歩き始めれば、後ろから聡ちゃんがついてきた。


なんでついてくるの?と後ろを振り向かずに聡ちゃんに聞けば、俺も飲み物を買おうと思ったから、と聡ちゃんは言った。






自動販売機の前に着けば、お茶を1本買った。

そして隣の自動販売機では、聡ちゃんも私と同じお茶を1本買った。



「真似?」


「真似。」


私が聞けば、聡ちゃんはニッと笑った。

その笑顔が可愛くて、キュンとした。




たった数時間離れてるだけでも、そんな聡ちゃんのことが愛しく感じた。