「お前、そんなことするなんて女かよ。」



隣から声が聞こえて顔をあげる。

声をかけてきたのは、隣の席の浅間だった。



「なっ…なにそれ。私だってちゃんとした女だよ。」




彼氏もいるし。

なんて心の中で思う。








「まっ、いいけど。そんなことより…お前今日誕生日なんだな。」





浅間に言われて気がつく。





「そうだ!私今日で16歳だった!」