年下彼女に負ける俺-1-

「とにかく、もうちょっと隙がないようにしろよ。」


「隙なんてないよ。」


「なかったら痴漢にあってない。」



珍しく今日は言い返せなかった。

聡ちゃんのことは見ずに、小さな声ではーいと呟いた。





そして私がどいてと言えば、彼は嫌だと言った。


「まだ終わってない。」


「なにが?」





今日の仕返しと、私の耳元で言った聡ちゃんは、ここでもニコニコしていた。