「今みたいに涼しい部屋ならいいじゃん。」


聡ちゃんに言い返す。





「それって今ここでキスしろって意味?」



そうだ!そうだ!!と、心の中で声を上げ、頷く姿を見せる。






なのに聡ちゃんはそんな私に冷たい視線だけをよこし、一人キッチンの方へと行ってしまった。







「けち…」


ただ、虚しさだけが込み上げてきた。