年下彼女に負ける俺-1-

ドアが開けば、真っ先に降りて行った彼女を見てホッとする私。


そして天使ちゃんに隙間から手を振れば、彼女は心配そうな顔をしながらも手を振ってくれた。






電車が動き出せば、さっきまであったホッとしていた気持ちも消えてしまった。


あと3駅。

でも次の駅までは早くても30分はかかる。




我慢だ我慢。

早く着いてくれー!!



私の心は限界に達していた。