年下彼女に負ける俺-1-

しばらくすれば電車が来た。

降りる人がいなくなれば、私たちは電車に乗った。




だけど人が多いからか、乗った時に天使ちゃんと離れてしまった。

周りの人とは距離も近く、ギュウギュウでかなり密着していた。




私の前には中年のおばさんがいて、たぶん後ろには中年を少し超えたと思われるおじさん。

左には眼鏡をかけてる20代の若いサラリーマン。

右には、中年ほどのおじさん。




おいおい、周りはほとんど男だぞ。

大丈夫か。


なんて思いながら、この場の空気に慣れずにいた。