「はい!!」
「ベルトしろ。万が一のときはベルトを素早く外して飛び降りるんだ。
あ、今日はパラシュート背負ってないから飛び降りるな」
「はい!!」
「まずはエンジンをかける。これを右に90度ひねるんだ。いいか、これな?見えるか?」
「はい!!」
なんか乗り気じゃなかったくせにめっちゃ熱心に教えてくれるなあ…
「なんかガスコンロについてそうですね」
「は?」
私はクリュさんが示した出っ張りを見て言った。
ガスコンロの火をつけるときにひねるやつにそっくりだ。
「その出っ張りの名前はなんていうんですか?」
「知るか」
「え、知らないんですか?」
「ないんだよ」


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