「ジェラシーで判断するのよ」
ステルラがベットに両足を投げ出して寝そべった。
「まず、アンジェリカ夫人をどう思う?」
どうって……。
「本物のお嬢様なんだなーって」
「違う違う」
肘をつき、片腕で寝ている自分の頭を支えるステルラが、微かに笑った。
「バル兄の妻という圧倒的有利な立場にいる恋敵として」
恋敵…?
考えたこともなかった。
「クロとうまくいってほしいと思ったわけじゃないけど…普通に応援しちゃった。
実際二人がうまくいきそうになると、嬉しいような切ないような…」
「じゃあラクリマは?」
ラクリマ?
「あんな可愛いラクリマがクリュ兄に告白するって聞いてどう思った?」


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