アースカラーはすでに洗濯中だし…。 「上司にも"新しいものをお渡ししろ"と命を受けてますし、どうかお願いします、着てください!」 そんなに必死になられちゃ、こっちの気が引ける。 「…はあ」 仕方なく承諾して、軍服を受け取る。 それを着ているときも、食堂まで戻るときも、心の中で何度溜息をついたことだろう、身も細る思いだ。 そろそろ俺も覚悟を決めなければならないな。 …笑いものになる覚悟を。