突然の登場に勿論驚いたものの、
ものすごい速度で喉の奥からこみあげてくる嬉しさに圧倒され、
驚くタイミングを逃してしまった。
号泣して涙や鼻水でぐじょぐじょの状態の私に飛びつかれたクリュさんは、柄にもなく私の頭を優しくポンポンしてくれる。
「お前がダイニングに入ってくる前からずっと俺ここに座ってるのに、俺の存在完全にスルーされたから焦った」
すいません、頭痛すぎて見てませんでした。
「このままナチュラルに溶け込んでいけばいいのかなって今考えてたんだからな」
「考えてたって表現してるけど、実は落ち込んでたんだからねー」
ステルラが茶々をいれる。
「別に悩んではいたけど、落ち込んでない」


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