「バカヤロー以外は合ってんのな」

「アナガチネ」

珍しく意気投合(?)しているクリュさんとクロの会話に着いて行けず、ついぽかんとしてしまう私。

私のこと話してるんだよね?
私馬鹿にされてるんだよね?

「てことで、いいかな?クルシオ」

「セルがいいなら」

晴れ晴れしないもやもやした感情はとぐろを巻き、
どうにもすっきりしない私を取り残したまま、話がまとまる。

……ま、いっか♪

この今の話の流れを止めてさかのぼってまで気にすることじゃないし、

クロも"気にすんな"っていってたし。

今回はおとなしく巻かれて差し上げよう。

クロは遠慮がちに「いい?」と私に尋ねる。

「勿論」