でも、表情だけでなく状況も読み取れていなかった。 気付けばクロは外に出て、飛行艇に乗り込んでいた。 「じゃ」 空気をふるわせて飛び立つコルニクス。 …え。 「え」 クリュさんが一言。 「…え」 ウィンクルムさんも一言。 「え?」 ステルラが一言。 「え…」 クルシオさんが一言。 「えー…」 怪我人も思わず一言。 コルニクスの消えた空を見上げて言ったその内心は皆同じものだろう。