コルニクス


ダメ元で少し、わがままを言ってみる。

「ルナ・ファミリアを脱退して、テラ・ファミリアにくることはできないの?」

大佐にそういう権限はないの?
息子にそういう権限はないの?

「俺は、元帥になる」

クロはいつになくしっかりはっきりした声で、自分の野望を打ち明けた。

きちんと聞こえた濃度が高い宣言であったからだろうか、

たいして大きい声でもなかったのに、轟いた。

海賊王ならぬ空族王に俺はなると言ってくれたらどんなにマシだったか。

そこには希望が満ち、光が降り注ぎ、私の目にもそれが灯るだろう。

「元帥を継ぐんだ、俺は」

「仕方なく継ぐの?それとも…」

「継ぎたいんだ」