なんだろう、この…未知の垢抜けている粋な気持ちは。 私は布団の中でそんなことを考えていたせいか、すぐには寝付けなかった。 やっとのことでうとうとしかかったときに、ドアをノックする音が聞こえる。 深夜を通りこした後の無機質な音に私は体を強ばらせた。