あれからウチは恥ずかしいけど
ちゃんとしゃべってる。


ウチだけが知ってるのも嫌だった
てゆーか自分でもなにをしたかったのかよくわかんなかった


ウチは翔に頼んだ。
翔は颯に言ったんだ。
ウチの好きな人は颯だってことを。

これがきっかけで 2人は少し、
いや全然しゃべらなくなってしまった。


しかも
これを言う前に、
席替えをしちゃったもんだから、
余計にだろーね。

言わなきゃよかった(涙)
ウチだけが知ってればよかった。
すごい後悔した。

ウチは給食の時も 
休み時間もずっと泣いてた。



泣いたらダメって思ってるんだけど、
自然と涙が出てきた・・・。

ウチが泣いた理由は
もうウチのことを好きじゃないと
思ったから。
キツイ言葉を言われて、
颯は隣の席の薫としゃべってばっか。

ウチのときもずっとしゃべってて
変わったのかと思い

今は薫に変わったのかなーって
ずっと心の中で思ってた。



颯もこんなに泣いてる人見て、
もう好きじゃないと思う。
逆にきもい、ウザイって
あきれてると思ったから。


そう思って、
ホントに泣きやめなかった。 


みんなはそんなウチを見て
 なにがあったかすぐわかったらしい。
 
翔もなぐさめてくれた。 
それと和輝も!
和輝はウチ自身に
言ってくれたわけじゃないけど
翔から聞いた。


ウチと翔はしゃべってた。

「もう諦めよっかなー?(涙)」
「なんで?」

「だってさー 絶対 薫のこと好きじゃん!」
「・・・・。」
「ずっとしゃべってるしさー。」
「まぁーなー。そーかも」

「…(涙あふれてきた)」

「お願いしたいことがあるんだけど」

「なに?」

「颯に薫がすきなんか聞いてほしい!」

「わかった」


うちを心配していた翔は颯に聞きにいった。


結果は・・・・


いい方だった。 
せっかく泣き止んだのに 
また涙がー。
今度は嬉し涙だった(笑)



颯は翔に「薫は好きじゃない」
そう言ったらしくて、
すっごい安心した自分がいた。


でもやっぱりウチのことはもう好きじゃない!
そー思った。

ウチのことが
好きだったらしゃべるはずだし


好きじゃない人に
自分からしゃべりかけるはずがない。

好きだから
興味もってるから
ずっとしゃべるんだよ。






あーまた涙がー。


もう涙が止まらないよ。