あれから めっちゃ考えて絹とも袋とか必要なものを買いに行った。
絹は12月頃、ウチと颯が付き合う前に
俊介と別れてしまい、今はフリーだ。

好きな人はいたんだけど、きつい事を言われ不安定な状態。

うちだけが幸せだ。


まぁそのときに一緒に颯にわたす用で袋とかを一生懸命決めてた。
やっぱり彼氏だけはみんなと別にしたほうがいいって言われたから、
箱を紙袋に入れて渡そうと計画してた。







当日!

作って ラッピングもできたからいいんだけど、その日は学校、
結構ばれるときついからみんな持ってこないって言ってたけど・・・。

うちの場合は絶対無理、
彼氏には絶対当日じゃないと!


そう思ってうちは学校に持ってきた。

持ってくるって言っても、ちゃんと考えた。


うちの組で持ってきてるのはたぶんウチだけだろう・・・。


陸上部では3人ぐらい持ってきてるけど、
一番やっかいだ。

もし見つかったら うちだけが怒られる。


「なんとか隠さなきゃ」








キーンコーンカーンコーン

無事に授業が終わった。
颯は「一緒に帰ろう」とは誘ってくれなかった。




これは自分で誘わなきゃ渡せないし帰れない。



でも誘うタイミングがない。
しかもだんだん不機嫌になってく


彩も春も「言った?」って言ってくる


「言ってない・・・。 だって言うタイミングがー」



ため息つきながらも言う。

だんだん終わりが近づいてくる

「あーどーしよう」
先生の話になった。


やっと決意した!


「さようなら」
「さようなら」


「今日一緒に帰れる?」
ちょっと心配そうに聞いた。
「は?」

「あっ!渡したいものもあるし」
「いいけど、帰り遅くなるよ?」
「いいよ、いいよ」


言えたけど、少し怖かった。
真顔だったし、なんか嫌そうだったなー。
ますます心配になってきた。

(まぁー結果一緒に帰れるしいっかーw)