あの時、諦めらめよーかなって絹にも翔にも言ったけど、
ウチはできるのかなー。
ずっと頭の中でかんがえてた。
またウチは絹の教室に行き、しゃべりにいった。
「絹~」
「なんやー」
「・・・。」
「諦めたん?」
「いやまだ。 だって諦めようって思ってても諦められないんだもん(涙)」
「そっかー」
キーンコーンカーンコーン
またいいところでチャイムがなった。
泣いてたうちは、急いで服で目を拭き
泣いてたってばれないように下を向いてた。
朝読だった。
ウチは久しぶりに真面目に読んだ。
楽しかったのになー。
前のことを思い出したら また悲しくなってきた。
