心咲ちゃんは頭が良くて
髪が長くて顔もすごく美人で
私とは全然違うタイプの女の子
で、性格もハッキリしてて
私の憧れの存在。


心咲ちゃんはモテるのに
彼氏は作らない。


いい人が見つからないらしい。
私にはそういうの分からないし
告白なんかされたことも無い


ましてや男の子と話すなんて
考えるだけで顔が真っ赤になる


でも、私は恋愛に興味が無い
今までに経験も無いし
好きって気持ちも分かんない。


「・・。ふう…。ねぇ!聞いてる?」
心咲ちゃんが私に話しかけてた。

「ごめんね!今ボーッとしてた
もう一回教えて」


「もぉ、ふうはいつもボーッと
してるんだから〜。なに考えてたの?」
心咲ちゃんは笑いながら
聞いてきた。