もう神崎クンほんと嫌い……! 何でしかも得意気に笑っているの!?


「泣くなよ。どうした、鈴奈?」


 そういい神崎クンは私の頭をポンポンと撫でる。因みに足はガッツリ踏まれている。

 どうしたもこうしたもお前のせいじゃねぇか!!


「羨ましい、奏様に頭を撫でてもらってる!」

「はあん、代わってほしい……」

「でもあの不細工、不服そうな顔してるわ」

「物足りないって事!?」

「生意気ー」



 ……むしろやめて欲しいんです。