「なに、酷いよ、それ」 「協力とか、息を合わせるとか、嫌いなんだよ」 吐き捨てるように柏崎君は言った。 ポツリ、ポツリと、音がする。 「ここまで熱心にこんな出来るのもアンタぐらいだよ。俺を巻き込むな」 次第に強くなる雨音。 くっきりとした円を地面に描き、やがて全てを染めていく。 ぐさりと、その言葉は氷柱のように私に突き刺さった。 痛い。 雨に濡れた、傷が。