「えー……っと、花折君、何言ってるのかな?」 私の純情をさらりと奪い普通の顔だと罵ってきた花折君がびっくり爆弾発言。 驚きのあまり顔がひくりと引き攣った。 「だって、誰も鈴奈先輩の事……好きじゃない、すよね? だったら俺が貰う、俺は、鈴奈先輩……気に入ったからっ」 場がなんとなく冷えた。 張り詰めたような糸を切ったのは奏君だ。 「……俺だってこいつの事は気に入ってるっつの」 くぐもった様な声音でボソリとそう吐き捨てると露骨に不機嫌な顔をして見せる。