五人の王子に仕えしは







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「はあ…………」



 端折りまして、昼休み。いつも通りイケメン5人と私は空き教室で昼食をとっていた。


「幸せキャーッチ!!」


 何か凄い声が聞こえたと同時に目の前に突然拳が突っ込んできたので、反射で思わず目を細めた。

 何かと思えば、和真君が私の口の前で空気を掴むようにして手を握っている。


「……え、何?」

「溜め息ついたら幸せ逃げるぜ? 今は俺が掴んだから良かった物を」


 得意気……いや、妙な呆れ顔で和真君はそう言った。
 何を言っているんだと始めは眉を顰めてしまったが、途端に面白くなってきて思わず吹き出してしまう。


「あ、ありがと」


 和真君に私が吐いた幸せを手渡されたので(あくまでジェスチャー)再び飲み込んだ。


 小学生か。