五人の王子に仕えしは





 そして、クラスごとに準備を終えて、皆でレーンに並んだ。

勿論皆、膝は完全防御である。



『よーい……』


 前の人の肩に手を置き、始まりの合図を待つ。

 練習とは言え、初のムカデ練だからちょっと気合いが入る。


 そして、もうすぐ『ドン』と合図が掛かるという時。


「ひっ!?」

『ドン!』


 ちょ、えっ、えっ!?


 肩に置いてあった奏君の右手が下へと滑り、腰辺りを探索してから私の体育着の中をまさぐろうとする。

 ぞくぞく、と震えるような感覚が広がったのも束の間に、掛け声がかかったのでそれに合わせて足を進めなければならない。