そして、クラスごとに準備を終えて、皆でレーンに並んだ。
勿論皆、膝は完全防御である。
『よーい……』
前の人の肩に手を置き、始まりの合図を待つ。
練習とは言え、初のムカデ練だからちょっと気合いが入る。
そして、もうすぐ『ドン』と合図が掛かるという時。
「ひっ!?」
『ドン!』
ちょ、えっ、えっ!?
肩に置いてあった奏君の右手が下へと滑り、腰辺りを探索してから私の体育着の中をまさぐろうとする。
ぞくぞく、と震えるような感覚が広がったのも束の間に、掛け声がかかったのでそれに合わせて足を進めなければならない。
