五人の王子に仕えしは






 そんなこんなで、練習を始めた。

 始めるまでに少し時間がかかってしまった為か、校庭に少しずつ人影が増えてきた。


 大分離れた所に、トラックを走る和真君の姿と、それを恍惚とした表情で見つめる女の子達もしっかり見える。


 そして、柏崎君ファンの女の子からしたら美味しーい立場にいる私は、当然周囲からのイタい視線をがっつり鷲掴んでいる。


 いつもよりは人が少ないから幾分かマシだけどね!



「柏崎君、掛け声いち、に! いち、に! で良いよね?」

「別にどうでも良いだろ」

「そんな事無いよ! 掛け声は大事だよ!!」


「いちいちうるせぇ」



「…………」



 が、ががが頑張れMy Mental!