そんなこんなで、練習を始めた。
始めるまでに少し時間がかかってしまった為か、校庭に少しずつ人影が増えてきた。
大分離れた所に、トラックを走る和真君の姿と、それを恍惚とした表情で見つめる女の子達もしっかり見える。
そして、柏崎君ファンの女の子からしたら美味しーい立場にいる私は、当然周囲からのイタい視線をがっつり鷲掴んでいる。
いつもよりは人が少ないから幾分かマシだけどね!
「柏崎君、掛け声いち、に! いち、に! で良いよね?」
「別にどうでも良いだろ」
「そんな事無いよ! 掛け声は大事だよ!!」
「いちいちうるせぇ」
「…………」
が、ががが頑張れMy Mental!
