「ふふ、可愛いね」 「い、いや、そんな」 恥ずかしくなって目線を下に俯かせる。 すると、春川さんの長い足が近付いてくるのが分かった。 わ、わ、何だろう、怖い。 足がつっかえないようにして後ろに下がると、そこには壁があった。 あ、ちょっと……っ! 春川さんはすぐに私に追い付き、私を囲むように壁に手を着いた。 背の高い春川さんは、私をすっぽりと隠す。