そして、体勢を立てると、白百合を私に差し出した。 「Je t'aime a croquer.」 「え?」 「その純潔さをね」 「……えっと?」 今の流暢な外国語は、フランス語かな。 全く分からなかった。 春川さんは風雅に笑って、私に押し付ける様に白百合を手渡した。 「とっても似合うよ」 「えっ」 ストレートなその言葉に身体が硬直する。