「これも、今のと同じ、百合だよ」 「……凄い、色違い」 それは、堂々と身を構える黒い百合の花壇。白百合とは違い、おしべも一色である。 でも、黒い百合も負けないくらい、綺麗だ。 見た目は異なるが、神聖な美しさという自分の感想にさして変化は無い。 「黒百合の花言葉は、呪い」 「……え」 こんな綺麗なのに、そんな花言葉なの? そうも思ったが、よくよく見れば黒百合にその言葉はなんとなく似合う気もした。