春川さんはその百合に唇を寄せると、まるで好きな子にキスをするような感じで口付けた。 色っぽい仕草に思わずドキリとする。 「溢れんばかりの愛情をあげれば、美しくなるのは花も同様なんだよ」 「……うん、本当にそんな気がする」 この百合も、春川さんからの愛情をいっぱい浴びて育ったんだろうな。 「なんか、春川さんに似合う花ですよね」 「……え、僕に?」 春川さんは、驚いた様に目を見張る。