そして、三階分階段を上り、屋上前の扉に着いた。 おもむろに春川さんが扉のノブに手をかけ捻ると、扉はキキィと乾いた音をたてて開く。 どうやら少し錆びていたみたいである。 ドアの隙間から光が漏れた。 「……わ」 一気に開放的になった眩しさに少し目を細めつつ、階段の奥を見れば。 そこには、小さな植物園のような庭園があった。