五人の王子に仕えしは





「ちょっと、それ反則だって!」


「……隠しては、ない、です、くく……っ」

「同じだってば! それもだめ!」

「……ね、先輩もっかい、もっかいやりましょ」



 ちょっと悔しかったのか、もう一度戦いを挑んできた。


「何度でもかかってこい!」

「うぃす」




 その後何回もやったが、私は余裕で全勝した。


「……弱くね?」

「……せ、せんぱいの、顔がいけ、ない……っ」


 頑張って笑いを噛み殺そうとしている顔がすっごく面白い。

 百面相しているみたいだ。