五人の王子に仕えしは






 ほんと、わっかんないなあ。




 そう思い、私も背を向けた。


 いきなり笑えって言われてもなあ。


「……あ、そうだ、ねえ花折君」


 私は思い立って、花折君の方を向いた。


「何」

「にらめっこしようよ」

「……は、何で……?」


 花折君は眉を顰めてこちらを向いた。
 この顔はいつもやるのにな。


「そしたら、お互い笑えるじゃん」