五人の王子に仕えしは




「ううん……そうかな。ていうかまだ会って間もないしね」



 てか、苦手意識あったからもしかしたら自然と笑えなかったのかもしれない。

 多分だけど。





 シャッと音がして、カーテンが開いた。


「……花折君?」


 花折君は真っ直ぐ私を見ている。




「先輩……? 俺にも、笑ってみせて」

「……え、いやいやいや」



 笑ってって言われて笑えるもんじゃないでしょう。