五人の王子に仕えしは





 少しだけ、参っている花折君が気になって、カーテンを少しずらして向こうを覗いた。


 花折君は、手の甲を額に当てて目を閉じているので、こちらには気付いて無いみたいである。


「ふふ」


 少し弱っている花折君を見て、面白くなった。


「先輩……、今、俺の事、見てる……?」

「……何で」



 ちょっと鋭すぎない?
 怖いわ。

 第三の目でもあるのか?


「…声が、近いから……」