五人の王子に仕えしは





 そう、この前(というか昨日)の毛虫事件以来私は怖くて靴箱を開けられないのだ。


 なのでスニーカーは和真君の靴箱に一緒に入れてもらった。




「……先輩は、どうしたんすか」

「熱」

「……ふぅん……」



 聞いておいてその反応どうよ。
 ふぅんて。




 でも、やっぱり花折君の喋り方がいつも以上にゆるい、というかゆっくり。
 けっこう参っているみたいだ。