私が走りついた場所は西側の女子トイレ。ここならヤツも入ってこれないだろう。 いや、まず追って来ないとは思うが。 個室に入り鍵をしめて、一息つく。 「はぁ」 どうしようか……。これから。私は無事に高校生活を謳歌出来るのだろうか。 ……いや悪いのは私だけど! でもなんか引き寄せられたし…! なんか危険な雰囲気だったし! なんて、一人で脳内会議しても意味ない。 もう嫌だ、神崎君、怖すぎ。 あの時の目。 確実に……確実に笑ってなかったよほんとに。 それだけは明瞭だった。