でもね、本当にサボりなんだ。


「ううん。違うよ神崎クン。本当にサボり。そう言ってくれるのは嬉しいんだけどね」


 神崎クンって何気に私がサボってない事知ってたんだなあ。
 まあクラスメイトだから当たり前なのかなぁ?


「……何かお前、ちょっと様子おかしくないか?」

「…えぇ? そうかな……」

「ちょっと面貸せ」


 そう言い、神崎クンは私に顔を近付けた……。


「ひゃっ」


コツン。


「……なんか、やっぱ熱いぞ、お前」

「熱い……うん、確かに熱い、かなあ」


 さっき熱かったのも、そのせい?