いつも通り準備をして一階に降りる。

 ……今日も始まっちゃうなあ。


 階段を降りきったところで見える居間。


「やっぱりお母さんのご飯最高です!」
「あらやだぁー」


「ぶふっ!」



 驚きのあまり吹いてしまった。
 その音に反応したお母さんと和真君はこちらを向いた。


「あ、鈴奈ー遅いわよ」

「お邪魔してるぜー」


 まるで自分の家のように居座る和真君がそこにはいた。


 あ、そういえば私許可しちゃったんだよね、朝家来ること……。


 気が休まらない……。