波がざぶんと音を立てる。 なんだか彼に “ありがとう” そう言われてる気がするのは きっとあたしの気のせいなんだろうな。 「また・・・来るから。」 そう言って海に背を向けたあたしを包み込むように出てきた朝日。 温かく包まれてるような気がして、涙が出てきた。